監修:慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授
金子 祐子 先生
                        
                        
                          初期症状で多いのは、朝起きた時の手のこわばりです。手が腫れぼったく、握りづらいような感じが1時間以上続きます。また、関節を押した時に痛みを感じること(=圧痛)もあります。やがて関節が痛みを伴って腫れ始め、倦怠(けんたい)感や微熱などの全身症状も見られるようになります。手ではなく、足の指、ひじ、肩などから症状がはじまる人もいます。
                      
                        
                        
                        手のこわばり
                        起床時などしばらく体を動かさずにいた後に起こります。手を握ろうとしても関節がこわばりうまく曲げられません。
                        
                        指のつけ根の関節の腫れ
                        指のつけ根の関節は腫れが起こると関節の凹凸が消えて丸みを帯びた状態になります。
                        
                        手指の第2関節の腫れ
                        第2関節の周囲が腫れて膨らみます。左右対称に症状が出ることが多いです。
                        
                        
                        
						
                        
                          左右対称に症状が出ることが多いです。
						
                        
                        
                            竹内勤:患者のための最新医学 リウマチ改訂版 高橋書店,2021