監修:慶應義塾大学医学部 リウマチ・膠原病内科 教授
金子 祐子 先生
                        
                            
                                関節の腫れと痛みが生じ、さらに進行すると関節の破壊や変形が起こります
                             
                         
                        
                          関節リウマチによる骨や軟骨の破壊は発症から短い期間のうちに急速に進行します。放っておくと関節が変形します。
                      
                        
                        
                        健康な人の関節
                         健康な状態
                        骨と骨の間にある軟骨がクッションの役割を果たしています。
                        
                        関節リウマチ患者さんの関節
                        
                        ステージⅠ・Ⅱ骨や軟骨が傷つく
                        免疫異常により滑膜に炎症が起こり、厚く腫れます。関節に腫れやこわばりが起き、骨には傷が生じます。
                        
                        
                        ステージⅢ骨や軟骨の破壊が進む
                        骨や軟骨の破壊が進みます。軟骨は薄くなり骨も欠けていきます。筋肉や腱が萎縮し、関節が動かしにくくなります。
                        
                        
                        ステージⅣ関節の変形と強直が起こる
                        軟骨が完全になくなり、骨同士がくっつきます(強直)。関節としての機能が果たせなくなります。
                        
                        
                        
                        
						クラスⅠ
                        生活にまったく支障がありません。
                        
						クラスⅡ
                        生活に多少の支障をきたしますが大きな問題はありません。
                        
						クラスⅢ
						日常生活の様々な場面で支障をきたすことが増えます。
                        
						クラスⅣ
                        通常の身の回りの動作を含め、すべての行動が制限されます。